mixi でも話題になってたが・・・
個人的には可愛くて好きです。でも、こういうVI(ビジュアルアイデンティティー)は個人の好き嫌いで議論する問題ではないんですよね。新しいイメージへの思いやその目的を意匠に昇華できているかが大事なんであって。デザイナーは経験豊富な方のようだし、対象が短スパンの商品ではなく、長スパンですから、おそらく5年先10年先を見てデザインしているでしょう。
僕が気になるのは、千葉県がどんな思いを持ってこのロゴを作ったのか、そして、県民に対して必要な説明を行っていたのかどうか。上記のページで若干説明はあるけど、一言で言ってしまえば「あか抜けない」から。もうちょっと掘り下げるべきだったのでは?・・・千葉県の将来のビジョンが語られず、突然ロゴが降って湧いてくれば混乱するのも仕方のないことです。
それが税金で行われているのであればなおさらで、企業は社員の給料でデザインフィーを払うわけではないので社員の説得にそれほど留意する必要はないと思うけど、自治体はそうはいかない。「俺の払った税金で勝手なことをするなよ、もっと他にやることあるだろ」となってしまったのが、今回の騒動の根本のような気がします。
でも、VIが無いと、こんなになってしまいます。これでは千葉県自ら言っているように『あか抜けない』・・・