デバイスラボという名称は商品名なのですが、今のところ、世にふさわしい言葉がないのでとりあえずデバイスラボと呼んでみました。

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GhostlabというMacアプリがありまして、多種多様なデバイスを同期して同時に確認できる便利なシロモノです。(時々同期してなかったり、JavaScriptでDOM操作するとついてこなかったりするけど)

Device Labは同じ会社から提供されている、複数のデバイスを保持しておけるホルダーのようなものです。Ghostlabのライセンスとセットで$169だったので勢いで購入しようと思ったのですが、送料で+$40されて思いとどまり、もっとうまいことできないか考えました。

設計

設計などというと大げさですが。 今持っているデバイスはこのとおり。

  • iPhone5S(retina, iOS7)
  • iPhone4S(iOS6)
  • iPad mini(retina, iOS7)
  • Sharp SH-09D(Android 4.1)

iPad miniはサンワサプライの安いホルダーでとりあえずはいいのですが、その他の3デバイスを並べておける環境がほしいと考えた。もちろんiPad miniも置ければなお良し。

最初はマジックテープなど考えましたが、デバイスに直接貼らないといけないので普段使いのiPhone5S等はケースの着脱が面倒だし、テープ貼ったりはがしたりで汚くなりそうなので却下。

どうでもいいケース買ってきてマジックテープ付けておくという手はあるかな。でもケースの着脱が・・とにかくシンプルにしないと自作も加工注文もできないので、紆余曲折の末、このようになった。

Device Lab Overview
Device Lab Drawing

木材にデバイスが適当な角度でひっかかる大きさの溝を入れ、ゴムで摩擦を大きくして抜けないようにしています。幅はデバイスの大きさに比例してある程度取らないと当然のことながら後ろにコケます。iPhoneやiPadは横に置けば充電もできるので、普段使いもできそうです。

まあ、似たような商品はあるっちゃーあるです。

材料

材料は全てネットで注文しました。

ナラ集成材

長さ450mm幅80mm厚24mm。樹種はなんでもいいと思います。これに溝加工してもらいます。木材加工.comで「ボードジャクリ」という断面加工で注文できます。

粘着テープ付きクロロプレンゴムシート

長さ448mm幅13mm厚1mm×2枚。車のタイヤ程度の固さのもの。ゴム通でサイズカットして送ってくれます。粘着テープ付きなのがポイント。

製作工程

といっても工程とも言えない簡単なものです。

  1. 材全体に軽くサンドペーパーをかけ、長尺方向の角を落とす
  2. テープ付きのクロロプレンゴムを溝の内側に貼る
  3. 塗装

最後の塗装ですが、木製iPhoneケースのメンテ用についてきた蜜蝋が余っていたので3回ぐらい塗りました。蜜蝋は意外としっかり色が出ますし、扱いやすくていいですね。

実際に作成してみた写真はこちら。

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並べてみたところ
iPad miniもOKでした。
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塗装前後
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塗装前後

ちなみに、なぜ材が2本あるかというと、加工の都合で最低1m必要らしいので、もったいないので2本取ってもらいました。ゴムシートは割引の関係で5本注文しています。

費用

|   | 価格 | |:---|---:|:---| |Ghostlab(App store価格) | ¥5,000| |ナラ集成材(ボードジャクリ加工)x2 | ¥3,888| |テープ付きクロロプレンゴムシートx5 | ¥1,770| |蜜蝋 | ¥0| |合計 | ¥10,658|

となりました。

おまけ

各デバイスをセットして実際にGhostlabを動かしている様子を撮影してみました。