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Archive for 2014.10

デバイスラボ(レスポンシブ開発用デバイスホルダー)を作ってみた

デバイスラボという名称は商品名なのですが、今のところ、世にふさわしい言葉がないのでとりあえずデバイスラボと呼んでみました。

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この10年ぐらいの環境の変化とか

はじめてのブログ

このブログは2005年頃、ロリポブログとして始めたのですが、すぐにMovableTypeブームがやってきてMovableTypeで構築した独自ブログに乗り換えました。

MovableTypeのテンプレート言語はHTMLタグ形式だったのでわりかし楽に導入できました。このころはとにかく何でもブログに書いていましたね・・Perl製なので、トラブると解決するのが大変でしたが、とにかくわからないことは何でもネットで調べて、恐ろしいことに仕事でも使っていました。サーバー側の勉強にはすごくなったと思います。

MovableTypeからWordPressへ

当時CMSでMovableTypeと人気を2分していたのがWordPressです。 MovableTypeには

  • HTMLタグ形式で複雑なロジックの記述するのは無理がある
  • 記事が大量になると静的ページを吐き出すための「再構築」に異常に時間がかかる(サーバーのスペックにもよる)
  • 「再構築」に異常に時間がかかるとロジックの確認も異常に時間がかかる

といった問題があり、MovableType自体がエンタープライズ製品へ舵を切り始めたのもあって、業務でもWordPressを使うことが多くなり、このブログもWordpressに移行しました。

PHPで動くのでテンプレートの記述も簡単で、Mac用のローカル環境であるMAMP上ですぐに動かすことができるのでその点でも重宝しました。

制作環境の変化

デザイン業務のデファクトスタンダードがAdobe製品であるように、HTMLコーディングの世界でもAdobeのDreamweaverがずっとデファクトスタンダードでした。

僕も例に漏れずDreamweaverを使っていたわけですが、グラフィック製品の流れをくんでいるからなのかGUI重視で、画面いっぱいに広がったパネルに所狭しと機能が詰め込まれており、とても鈍重なソフトで、よく落ちました。というかDreamweaverはある意味グラフィックソフトなのかもしれません。

Dreamweaverで必ず使っていたのが「テンプレート」機能です。サイトの共通部分(ヘッダ、フッタ、サイドバー)を一括管理でき、ある程度以上の規模のコーディングには必須でした。

2012年頃から、CodaやSublimeTextなどの軽量エディタが人気を集め始め、僕も移行のチャンスを狙っていましたが、この「テンプレート」機能がネックでした。

CakePHP、FuelPHPなどのフレームワークを触ってみたりしましたが結局身にはつかず(まあ、そもそも目的が違う訳ですが)、生のPHPで無理矢理自作したりしていました。

Middleman、Gitの導入

現在の環境は、ここでも何回か書いていますがRuby製の静的サイトジェネレーター、Middlemanです。

また、Gitを導入し活用しています。1人作業でバージョン管理する必要はないと言えばないのですが

  • 差分を取り出しやすい
  • リモートにプッシュしておくことでバックアップになる
  • 作業のまとまりを意識するようになる

といったメリットがあります。 あと、本来の趣旨ではないですが、きれいなグラフが書けるとうれしい、というのもあります。